ドライな営業職とR&D
営業職の皆様は、ドライで、 売れる営業マンの一部は、売れない商品を「売れ」と業務命令が下ったところで、売りません。
売れない商品に時間を取られると、既存客に迷惑がかかり、売り上げが減るからです。
社外の営業(セールスレップ)となると、売れる商品に敏感です。
セールスレップとなると、個人事業ですから、売れない商品に時間を費やしていると、おまんまの食上げになります。
売れなければ失業ですので、売れそうもない商品は売りません。
このように、プロモーションの現場はドライ。
そういえば「画商から、絵画を売ってほしい」と依頼があったので引き受けたというレップに会ったことがあります。
絵画や書画、骨董は「どえらい利益率」だそうで、
「絵は節税になりまっせ。応接室や社長室に飾りまへんか?と売り込む予定」
だそうで、toC向けのように思われがちな美術品を、toBへ売る発想がユニークでした。
は、それぞれの企業次第。
営業部とセールスレップと商品開発部の実例営業部の実例
串カツ田中とディスコと自動車業界の実例
たとえば、半導体製造装置大手のディスコは、280億円を投資し、R&D拠点を開設。
ユニークなのが、串カツ田中。
串カツ田中はマーケティング部を廃止し、商品開発部を新設。
さらに、鳥貴族とコラボメニューを開発すべく、2社の商品開発チームを入れ替え。
すごい発想と実行力です。
非メーカーとはいえ、競合他社と商品開発チームを入れ替えるなんて、メーカーでは有り得ないでしょう。
トヨタとホンダの開発チームが入れ替わるようなものですから。非メーカーならではの発想です。
中小企業には、
・本部や、研究所で、年月をかけて開発する時間がありません。
・商品開発部に、専任の人材を配置し続ける資金がありません。
・マーケティング部を立ち上げる余裕がありません。
たとえば、自動車業界は、開発からデビューまで滑稽なほど秘密主義です。