R&D(リサーチ・アンド・デベロップメント)は研究開発
R&D(リサーチ・アンド・デベロップメント)は研究開発です。
リサーチ・アンド・デベロップメントで検索すれば一目瞭然で、トヨタ自動車、本田技研、ソニーグループ、武田薬品…と、錚々たる企業が目白押し。
それほどまでに「売れる商品は売れる」から、「売れる商品を作ろう」ということで、翻すと「売れない商品は売れない」から「売れない商品は作らない」という単純な話。
リサーチ・アンド・デベロップメントのリサーチを、わかりやすく口語体に
リサーチ・アンド・デベロップメントのリサーチを、わかりやすく口語体にしますと、
「みんな、どう思っているんだ?」
「なぜ買わないんだ?」
「何が原因なんだ?)」
「どうすれば売れるんだ?」
との繰り返しになります。
このマーケティングリサーチを繰り返し、市場導入します
余談。ある上場メーカーの実話。
「新製品を作った(試作品ではなく、なんと!量産品)。売れるかどうか、調べてほしい」
ひっくり返りました。
調べて、売れるなら、売ってくれって話でしょ~と、目の前が真っ暗になりました。
これが、調べて売る、リサーチ&セリングの出発点でした。
新規営業そのものですが、営業マンは、調べるのが苦手。
マーケッターは、売るのが苦手。
双方の弱点を補うのが、リサーチ&セリングです。
ダイレクトメールの危険性
ダイレクトメールは郵便物ですから、100%届くものだと思っていたそうです。
年賀状じゃないんだから、4%なんて甘い甘い。
toC向けのダイレクトメールで、一年間メンテナンスしていないリストを使った場合、 25%が不着のバックメールで何らおかしくありません。
伝聞ですが、70%が不着で戻ってきた責任を取らされ、クビになった営業部長がいました。
70%というと、一万通を送付し、7,000通が戻って来る計算。ダンボール箱数十箱でしょう。社内に置き場所あったのでしょうか。
メーカーと非メーカーの思考は異なる
「一億円で○○製造機を買った。作る製品が、どこに売れるか、調べてほしい」
という依頼には
「機械を買う前に言ってよ~」
と泣きたくなりました。
マニアックな製品を作るドイツ製の製造機です。
製麺機じゃあるまいし、そうそう売れるもんじゃありません。
こういう場合、見積書を出すにあたっての見積書を提出します。
見積書を出すために調べることが、リサーチになりますす。
モノありきのメーカーと、非メーカーの思考は、これほどまでに異なります。
この中に、じつは、40年ほど前になりますが、マーケティング部がある企業の実例が混じっていました。筆者が体験者です。
これがマーケティングの現場です。理論で動くほどカッコよくありません。