企業展望
当社の企業展望は、2002年に出版された、弊社代表・小笠原の処女作にあたる「あなたが会社の利益を殺す犯人だ?」に、創業して間もない頃(約20年前)のビジョンが載っています。
何のために稼ぐのか?
展望、つまり、遠く、広く、見渡して、どんな会社へ成長していきたいか?を突き詰めると、
「どのように、社会へ寄与していきたいか?」との問いに行き着きます。
なぜなら、個人の給与は、会社から受け取りますから、消費しようと、貯蓄しようと、個人の自由ですが、会社の利益は、社会から受け取りますので、たとえば、給与(雇用)として、従業員へ分配する等、社会の役に立てなければ、企業としての存在意義がありません。
平たくいえば、「稼ぐのはいいけれど、何のために稼ぐの?」
「稼いだ利益を、どうするの?」「全部、自分達のもの?」
「誰のお陰で稼げるの?」「お客さん(社会)のお陰じゃないの?」
「私服を肥やすために稼ぐの?」「自分たちさえ儲かれば、それでいいの?」
ということです。自分の会社さえ儲かればいいという我利我利亡者は、社会への寄与など思いつきませんから、当然、自社が儲けるためだけに営利追及活動=企業活動するでしょう。
よくありがちな、
「儲かりましたあ!」
「儲かったので、おいしいものを食べました」
「儲かったので、海外旅行へ行ってきました」
と、写真つきでブログに載せるのもよいでしょう。そのために働いているのでしょうから。
何のためのマーケティングなのか?
他社は、それでもいいでしょう。人様の会社ですから、株主でも何でもなければ、とやかく言う筋合いのものではありませんが、当社の考え方は違います。
何のためにマーケティングを広めているかというと、マーケティングを取り入れることによって、企業が、その企業に勤めている従業員が、その企業を取り巻く全ての人々が、経済的に豊かになるためです。
経済的な豊かさを考える時、どうしても、より多くの利益を得て、豊かになる方向へ目は向きがちです。
ところが、その対極にある、貧しさは、目に入りにくいものです。その貧しさも合わせて考えなければ、経済的に豊かとは何か?履き違えてしまいます。
過去から現在へ
経済的に豊かになるということは、物質的に豊かになる以前に、少なくとも、食べるものがある(生きてゆける)ということに他ならず、最低でも、餓死せずに済む状況を指すのではないでしょうか?
豊かさとは、食べ物を喰い散らかすことではなく、食べられる有り難さを、かみしめられること。
豊かさとは、経済的な(お金で叶えられる)価値のみならず、精神的な(お金では叶えられない)価値も含まれること。
よって、最低でも、食べたくても食べられない弱者(子供たち)が地球上から消え、餓死することなく生きていくための活動を当社は先ず支援します。
その展望は、過去から現在へ繋がっています。
現在は、世界中の、飢えた子供たちを支援します。現在は、経営者連邦の運営を通じて、微々たる金額ながら、ユニセフ(国際児童基金)に寄付しています(下記:お礼状の写真)

そして未来へ
できることから一歩づつ。当社は、経済的に豊かになる方法としてのマーケティング論を、有償無償を問わず、広めていきます