| プロモーション・ミックス/広告・広報・販促・営業を連動させよう |
不況になると削られる3Kといえば、広告費(Koukoku)、交通費(Koutuu)、交際費(Kousai)。
つまり、広告業、旅客業、飲食業は、不況に弱い業界ということになります。
これぞ、大企業が余力で広告を出している証拠。
メディアをコントロールする意味(自社に不都合なことを報道するならば広告を止めるという脅し)での広告もありますが
予算がある時は広告を出し、予算が少なければ広告を減らすのが現実。
ということは、削っても本業に差し障りの無い広告が、如何に多いか?ということでもあります。的外れで、首を傾げたくなる広告が氾濫しているのも、この為です。 |
組織が大きくなれば仕方ありませんが、広告の限界がここにあります。
巨大メディアは、巨大企業の余力で成り立っています。
だから、中小零細企業が、大企業のプロモーション(広告・広報・販促・営業)を真似するのは危険なのです。物量戦で勝てるわけがありません。大企業のマネをしたら、まず痛い目に合います。
目安としての数字を挙げるとすれば、キー局のTVCMを流すのに必要な広告費は、最低でも20,000,000円。
だいたい5,000万円と覚えておいて下さい。
地方局ならイザ知らず、自作のCFを、500万円で一回だけ放映するなど不可能に近いし、意味ありません。
ただし、何にでも例外があるように、税金対策か、見栄を張るためでしたら、ドーンと出してもいいでしょう。 |
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大企業にとっては余力であっても、中小零細企業にとって広告は、生命線といっていいくらい重要です。
ここだけの話、広告は基本的に、効果がありません。というか、効果を出すほどの予算を持っている中小零細企業はごく少数。
広告を出さずに告知する方法が他にあれば良いのですが、ほとんどの中小零細企業にとっては、広告を出す以外に知らしめる方法がありません。ニュースリリースで日経新聞全国版の新製品欄に載るなど不可能に近い。
広告を出さずに宣伝するには、
1 巨大メディアに取り上げられるニュースバリューを創る
か
2 画期的な新製品か販売方法を創る
か
3 会社を急成長させて取材を受ける
か
4 重版する本を何冊も書く(あるいは、作家やタレントになる)
か
5 何度もテレビに顔が出る(もちろん、目隠し無しで:笑)
くらいのものでしょう。ゲリラ戦としては、国政選挙に出て、広告費代わりの供託金を没収されるか…(笑) |
1〜5が難しければ、広告あるのみ。
広告を勧めると
「散財させるつもりか?あんた、広告は、効果が薄いといったじゃないか」
と深読みされることもありますが(苦笑)、広告は、告知広告だけではありません、反応広告もあります。
そこから得られるリストが宝になります。実際、通販を始めようと思ったら、広告なしには成り立ちません。
その意味で広告は投資です。
投資(宣伝)せずに、儲け(利益)だけ得ようと目論み消えていった情報企業家たちを振り返れば、投資の重要性を理解できるでしょう。 |
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広告は、マーケティングの4Pの中の一つである、プロモーション活動の中の1つです。
Promotion[プロモーション]を直訳すると、推進・促進・助成。平たくいえば「売れるように活動しよう」ということ。
このPromotionは4つに分解されます。
1 広告
Advertising/アドヴァタイジング 略称:AD[アド]
2 広報
Public relations/パブリック・リレーションズ 略称:PR[ピーアール]
3 販促
Sales Promotion/セールス・プロモーション 略称:SP[エスピー]
4 販売
Selling/セリング 略称:なし
Sellingは、教科書的にPS(Personal-Selling)ですが、わかりやすく「販売」とします。
これらを「4つのプロモーション」といいます。
こうした4つのプロモーションを連動させることをプロモーション・ミックスといいます。
プロモーション・ミックスは、AIDAと対称になっています。 |
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AIDA(アイーダ)法則をおさらいすると、人が品物を買う(お金を払う)過程は、
1)まず知ることから始まり=Attention[アテンション]
2)商品やサービスに興味を持ち=Interest[インタレスト]
3)欲しいと思い=Desire[デザイア]
4)買う(行動する)=Action[アクション]
以上の4ステップを通過するという購買モデルで、明治31年(1898年)に米国で販売員をしていたセント・エルモ・ルイスさんが発見しました。 |
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では、プロモーションとAIDA法則を照らし合わせてみましょう。
1 広告 = 知ることから始まる/Attention[アテンション]
2 広報 = 商品やサービスに興味を持つ/Interest[インタレスト]
3 販促 = 欲しいと思う/Desire[デザイア]
4 販売 = 買う(行動する)/Action[アクション]
と対称します。
「広報の解釈が苦しいのでは?」と思われたら、我が意を得たり!
広報は、CPR(企業PR)だけが広報ではありません。
デンコちゃんの「電気は大切にね」のように、商品やサービスの理解を促すのもPR(MPR)の重要な役目。
それが欠けると、広告-販促-販売になり、売り臭がプンプンと漂うことになります。
お分かりになりますか? |
プロモーションとAIDAモデルが対称になるということは、AIDAモデルのフローが1つでもが欠けていればプロモーションも欠けており、プロモーションが欠けていればAIDAモデルのフローも欠けるということです。
わかりやすく、あなたの商品に照らし合わせて検証してみて下さい。AIDAモデルに則って売っていますか?
AIDAモデルの何かが欠けれいれば、売れにくいことはお分かりになると思います。 |
1 Attention[アテンション]→商品を知らせていますか?
2 Interest[インタレスト]→商品に興味が沸くようにしていますか?
3 Desire[デザイア]→欲しいと思うようにしていますか?
4 Action[アクション]→売っていますか? |
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いかがでしょう?企業間取引でしたら、 1 Attention[アテンション]→商品を知らせていますか?
と
4 Action[アクション]→売っていますか?
を一人の営業マンが兼務しているはず。ぶっちゃけ、飛び込み営業で商品を知らせて「買って下さい!」とお願いする営業活動です。それで売れるなら誰も苦労しません。 |
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見逃しがちなのが、
2 Interest[インタレスト]→商品に興味が沸くようにしていますか?
と
3 Desire[デザイア]→欲しいと思うようにしていますか?
で、プロモーションでいうところの広報と販促が軽視されがち。
実際、企業間取引の営業マンから売り込まれてみると分りますが、普通の営業マンは、商品を知らせる(広告)機能と、販売機能しかありません。飛び込み営業と、売り込みです。 |
理由は単純。
「広報やって儲かるんかい」
「販促なんて小手先の小技だ」
と思われているからです。
プロモーションとAIDAモデルが対称になっていることを理解していれば、それは大間違いであることがお分かり頂けるでしょう。広報と販促は、購買へ至る重要ステップなのです。 |
| (小笠原昭治/筆) |